MAILMAGAZINE ARCHIVE2023年各社セキュリティ予想を掘り下げ

  • 2023年1月17日
  • 後藤 壮志
  • カテゴリ
  • セキュリティ、CSIRT

こんにちは。コンサルタントの後藤 壮志です。

2022年末から23年にかけて、各メーカーやニュースサイトにて、2023年のセキュリティ予測が多く発表されました。私が調査した限りで15件の予測レポートや記事を確認いたしました。

本日はこの15件の中から注目度が高いキーワードを取り上げたいと思います。

1位:CaaS(Crime as a Service)サービスとしての犯罪の爆発的な成長【8件】
2022年はRaaSが流行ったように、新たな犯罪のサービスがリリースされると多くのサイトが予測しております。
どのようなサービスがリリースされるかは当然予見できませんが、脅威情報などを活用し、攻撃者がどのような動きを見せているか等を意識する必要があります。

2位:DeepFakeを利用した攻撃【8件】
DeepFake技術は年々進化しており、個人に対する攻撃がますます巧妙化しております。AI技術は日々進化する中で、見分けが難しい攻撃が出てくることが予測されます。
このような技術が存在することを知らない一般ユーザも多くいる為、セキュリティ部門の担当者はこれまで以上に教育に力を入れる必要が出てくるかもしれません。

3位から5位は以下の通りでした。
3位:新たなマルウェアの蔓延【7件】
4位:機械学習(機械学習を利用した攻撃、機械学習を狙った攻撃)【6件】
5位:サプライチェーンへの攻撃(APIへの攻撃など)【5件】

※上記は下記のレポート記事からIIJグローバルソリューションズが独自に集計したものです。
Absolute,CheckPoint,Fortinet,Hackernet,Kaspersky,KnowBe4, Proofpoint,SecurityMagazine,
SecurityWeek,Spulunk,Tenable, TrendMicro,Venturebeat,Watchguard,Withsecure

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今号のライター:
コンサルタント 後藤 壮志

年末は積読だったセキュリティ関連の本をいくつか片づける事が出来ました。しかし本が電子化されたために購入も気軽にできてしまうため、積みあがる一方です。