IT TREND BLOG拡大するITインフラ。運用負担を減らすあれこれ

  • 2018年3月8日
  • セキュリティ対策
  • アウトソーシング
  • 運用負荷の軽減

インフラにはDBサーバやAPサーバ、監視サーバなどさまざまなものがありますが、セキュリティへの脅威やシステムの安定稼働のためのログ監視、ディスク復旧、バージョンアップなど、IT運用の負担は増え続けています。なぜ、IT運用は拡大してしまうのでしょうか。そして、IT運用の負荷を軽減するにはどうしたら良いのでしょうか。業務も含めてIT運用をもう一度見直し、自社に合った最適なIT運用を考えます。

IT運用が拡大する背景

ITシステムは、ハードウェアの老朽化やDBサーバのデータ量の限界などから5年で寿命がくるといわれています。加えて、システムの性能アップやコスト削減を実現するには、あらゆるシステムの高度化や複雑化は避けて通れません。
一方で、外部からのサイバー攻撃といったセキュリティの脅威も高くなっています。悪意ある攻撃を受ければ、情報流出やシステム停止リスクは避けられませんし、情報漏えいが発生すれば事業継続自体が困難になりかねません。
システムの老朽化、情報漏えい、悪意ある攻撃、システムの高度化・複雑化など、さまざまな理由からIT運用の必要性は年々拡大し、その負担も増大しています。

IT運用を怠ると何が起こるのか

IT運用を怠ると何が起こるのか イメージ

IT運用を適切に行うには、システムの規模に見合った費用が必要です。しかし、コストを気にして運用を怠ると、以下のような問題が顕在化しはじめます。

  • 基幹システムの停止

    基幹システムの運用に支障をきたします。バージョンアップやバックアップ運用を怠る、あるいは正常に作動していることを確認していないと、いつ何が原因で業務が停止するか分かりません。

  • 社会的信用の失墜

    コスト削減を理由にセキュリティの運用をしていないと、悪意ある第三者がシステムに侵入しても気づきません。そうなれば、DBに侵入されて顧客データを抜き出されることもあり得ます。顧客情報の流出は企業の社会的信用を失墜させ、いずれ売上減少など直接的な損失が発生します。

業務を見直し、自社に最適なIT運用を再構築する

IT運用の負担を減らすには、業務そのものの見直しも必要です。そのうえで、共通化・集約化・自動化、あるいは運用の一部をアウトソーシング、またはIT運用すべてを外注するマネージドサービスやクラウドの利用などを検討します。

  • 共通化・集約化による業務のスリム化

    大企業は部署ごとに利用システムを分離して構築している場合があります。しかしながら肝心の中身は同じような仕様・設計で構築されている部分も多く、全体で考えると同様のシステムが至るところに存在することになります。これはIT運用上、非効率です。このような共通仕様のシステムを洗い出し、共通化・集約化、つまり1つにすればIT運用規模はスリム化できます。

  • RPAやAIなどによる自動化

    RPA(Robotic Process Automation:ロボティックプロセスオートメーション)やAI(Artificial Intelligence:人工知能)などを用いた自動化システムを導入するのも一つの方法です。運用の一部をRPAやAIに任せられれば、社内人員の運用負担は大きく減らせます。

  • アウトソーシングやマネージドサービスによる外注化

    IT運用の一部を外注するアウトソーシングやマネージドサービスの活用は、自社負担を大幅に削減してくれます。マネージドサービスでは、IT運用に特化した専門会社が24時間365日監視・運用をしてくれます。特化している分、運用ノウハウも豊富であり、運用ミスのリスクも少ないので安心して一任できます。

IT運用は買う時代から利用する時代へ

世界中にネットワークが張り巡らされ、すべての業務がデジタルで処理される現代社会において、IT運用は軽視することができない重要な業務となっています。しかし、オンプレミスで構築し、自社人員リソースで運用するという従来形態では、日々拡大し、複雑化するIT運用に対応しきれなくなっています。運用リスクは増すばかりといっても過言ではないでしょう。
このようにIT運用の実務が変化していくなか、IT運用も購入するのではなく、利用する時代に変わりつつあります。それがマネージドサービスやクラウドサービスの利用です。自社に合った最適なITサービスを利用すれば、システムは安定稼働し、業務が滞ることもありません。しかも、情報システム部門の負担も減らせますし、コスト削減も期待できます。自社の業務とITシステムをもう一度見直し、これまでとは異なるアプローチでIT運用の再構築を検討してみてはいかがでしょうか。