ニュース・2022
IIJグローバル、建築業界向けのBIMクラウドプラットフォームArchitectural Cloud for BIMcloud®を販売開始
2022年6月17日
株式会社IIJグローバルソリューションズ
株式会社IIJグローバルソリューションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上 喜延、以下 IIJグローバル)は、グラフィソフトジャパン株式会社が提供するBIMソフト「Archicad」のチームワーク機能を有効にし、データハブとしても活用できるソフトウェア・プラットフォーム「BIMcloud」を、Microsoft社の「Microsoft Azure(以下Azure)」上に構築して提供する「Architectural Cloud for BIMcloud®」の提供を開始いたします。
BIMcloudは、Windowsサーバ上で動作するソフトウェア・プラットフォームです。
本来はスタンドアロンで利用するBIMソフトArchicadと連動することで、社内だけでなく協力会社などの社外も含めたチームメンバーでデータを共有し、編集するチームワーク機能を有効にすることができます。また、様々なファイル形式に対応したOPEN BIMのデータハブとして、プロジェクトに関わるファイル、チームメンバー、ワークフローを一元管理するためのツールとしても活用できます。
IIJグローバルは、グラフィソフトジャパン株式会社に認定されたBIMcloud Authorized Platform(BMAP)に適合した環境を、建設業界のみならず多くの業界で採用されているAzure上に構築することで、スケーラビリティとセキュリティに優れたBIMcloudサービスを提供いたします。
各種Azureサービスとの連携が容易で、Express Routeによる閉域接続や、Azure ActiveDirectoryによるユーザー管理、WVD(Window Virtual Desktop)からの利用などBIMcloud活用の幅が広がります。
背景
新型コロナ感染症の拡大に伴い、急速に導入が進むリモートワーク環境への対応、人手不足への対策として急務となりつつあるDX推進の強化、2023年度に控えたBIM/CIMの原則適用化などの変化により、BIM/CIMを活用されるお客様の周辺環境は目まぐるしく変化しております。
このような環境変化にも柔軟に対応できるよう、IIJグローバルでは、スモールスタートからすぐに始められ、導入後の拡張も容易なSaaS(Software as a Service)型のソリューション「Architectural Cloud for BIMcloud®」の提供を開始いたします。さらに障害時の保守サポートも行うことで、お客様が安心してBIM/CIMをご活用いただけるよう支援いたします。
サービス提供イメージ

主な特徴
- セキュリティ様々な第三者認証を取得したAzure上にサービス構築しているため安心してご利用いただくことが可能です。また、BIMcloud標準のセキュリティ機能に加え、AzureADを活用した多要素認証などお客様のご要件に合わせたセキュリティオプションをご選択いただくことも可能となります。
- 強力なデータ保護設計や意匠など重要なデータを強力に保護するために、BIMcloudの標準バックアップ機能に加え、イレブンナイン以上の耐久性を持つAzure Blob Storageへのデータバックアップや異なるリージョンへのデータ複製による災害対策などAzureとの組み合わせによりデータを強力に保護いたします。
- スケーラビリティ数名からのスモールスタートから数百名規模のプロジェクトまで幅広いレンジを柔軟にカバーします。ストレージ容量も100GB程度から数十TB以上へのダイナミックな拡張が可能です。
アーカイブ機能も有しており、過去に使用した大量のプロジェクトを耐久性の高いクラウドストレージで長期間安全に保存することができます。 - グローバル対応グローバルで活用されているAzureを基盤としているため、BIMcloudの海外展開も容易になっており、海外に進出する建設業の迅速なプロジェクトの立ち上げを支援します。
Azureのリージョン間の通信は各国を結ぶMicrosoftバックボーンを介して行われるため、大量のプロジェクトを高速かつ安価に送受信することができます。
サービスの詳細については、以下のサイトをご覧ください。
※本お知らせに記載されている社名、サービス名などは、各社の商標あるいは登録商標です。