• COLLABO de! World

TOTO株式会社様

国内外拠点間をつなぐビデオ会議サービスを導入
コミュニケーション活性化により海外事業の成長に貢献

プロジェクト概要

TOTO株式会社様

ユニットバスルームやシステムキッチン、そして温水洗浄便座の代名詞ともいえる「ウォシュレット®」など、さまざまな水まわり設備を世に送り続けているTOTO。今や同社のビジネス規模は18ヵ国56社にまで拡大している中、海外拠点とは主に電話でコミュニケーションをとっていたが、意思疎通に苦労していた。そこで同社は、IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)のマネージド・コラボレーションサービス「COLLABO de! World」を採用。海外19拠点に導入し、国境の枠を超えた会議が可能になった。さらに、これまで互換性のなかった国内の既設ビデオ会議システムと「COLLABO de! World」を接続することで、シームレスなコミュニケーション環境を実現している。

課題

  • 海外拠点におけるビデオ会議システムが未整備だったため、コミュニケーションに苦労
  • 国内拠点は複数のビデオ会議システムが存在し利便性が悪かった
  • 無料のWeb会議ツールでは品質やセキュリティに不安

効果

  • 海外19拠点にビデオ会議サービスを導入し、円滑な意思疎通を実現
  • 既存のビデオ会議システムとの相互接続により、シームレスなコミュニケーション環境を実現
  • 使い勝手の良さと高いセキュリティを両立

導入前の課題

海外事業が伸長するも海外拠点におけるビデオ会議システムが未整備
国内のシステムは互換性に問題

2017年に創立100周年を迎えるTOTO。これに合わせて同社では、長期経営計画「TOTO Vプラン2017」を策定し、真のグローバル企業に進化するためのさまざまな取り組みを進めている。現状、同社のビジネスは国内住設事業、海外住設事業、新領域事業の3つを柱にしているが、その中でも力を入れているのが海外住設事業だ。特に近年では中国をはじめとするアジア市場の成長が著しく、売上高も急速に伸びている。これについて情報企画本部 情報企画部 部長の中溝博之氏は「2013年ごろから海外での事業は飛躍的に伸び、今では全売上高の約23%を占めています。今後も世界へTOTOブランドを浸透させつつ、海外での売上の比率を高めていきたいと思っています」と説明する。

中溝 博之氏

情報企画本部
情報企画部
部長 中溝 博之氏

こうした状況を受けて、同社では海外拠点とのコミュニケーションが増えているが、これまでは海外拠点にはビデオ会議システムが整備されておらず、電話やメール、無料のWeb会議ツールなどに頼らざるを得なかった。しかし、電話やメールでは伝えられることに限界があり、また無料のWeb会議ツールは映像や音声の品質が悪く、本格的な会議に耐えられるものではない上、セキュリティ面にも難があった。 一方、国内のコミュニケーション環境はというと、20人クラスが参加できる据付型ビデオ会議システムと、PCを使ったWeb会議システムの2つが既に導入されていた。しかし、これらのシステムはネットワーク環境や設備の違いにより個々のシステムでしか使用することができず、しかもWeb会議システムは操作が難しく、利用者はITに詳しい人に限られていたという。情報企画本部 情報企画部 ICTインフラグループの新田昌弘氏は「結果として、設置台数が少ない据付型ビデオ会議システムに利用が集中し、使いたくても使えない状況に陥っていました」と当時を振り返る。

そこで2013年同社はこうした問題を抜本的に解決すべく、新たなビデオ会議システムの導入を目指すことにしたのである。

選定の決め手

鮮明な映像とクリアな音声を実感
クラウドサービスならではの柔軟性とグローバルな支援体制も評価

製品の選定にあたり、TOTOはネットワークサービスの利用などで付き合いのあったIIJグローバルに相談。すると、マネージド・コラボレーションサービス「COLLABO de! World」の提案を受けた。そこでさっそく日本の本社とインドの拠点との会議でテストしてみたという。
「IIJグローバルからテスト機をお借りし、実際に使ってみたのですが、既存のビデオ会議システムよりも鮮明な映像とクリアな音声が流れてきたのです。しかも、日本とインドですからかなりの距離があるはずですが、タイムラグなどを感じることもありませんでした。あの現場にいた人すべてが『これなら大丈夫』と思ったのではないでしょうか」(新田氏)
また、COLLABO de! Worldがクラウドサービスであること、IIJグローバルがグローバル展開に強いことも評価のポイントになったという。
「TOTOVプラン2017の目標のひとつとしてROAの向上、つまり『持たざる経営』があり、IT環境全体のクラウド化を進めている中、多地点間のビデオ会議をクラウドで実現するCOLLABO de! Worldは、当社の思いとマッチしていました。また、スモールスタートが可能なクラウドサービスは、これから海外拠点を増やしていく際にも都合がよかったのです。さらにいえば、海外拠点は規模の大小があり、中にはITの担当者がいないところもあります。そういう意味でも、海外でのサポートにも柔軟に対応いただけるIIJグローバルの支援体制には安心感がありました」(中溝氏)
既存の会議室予約システム(自社開発)との連携など、利用者の使い勝手に関わる課題をクリアし、同社は正式にCOLLABO de! Worldの採用を決定した。2014年度上期より本社とインド、タイ、台湾の拠点で利用をスタート。その後、他の海外拠点にも展開し、2015年11月時点では、上記に加え米国、中国、シンガポール、ドイツなど計19拠点で導入が完了。本社と規模が大きな拠点(4ヵ所)には、フルHDの高精細映像の共有が可能な据付端末「Cisco TelePresence SX20」が、規模が小さな拠点(15ヵ所)には、PCへインストールして簡単に使用できるソフトウェア「Cisco Jabber」がそれぞれ導入されている。

導入後の効果

国境や拠点の枠を超えた活発な意見交換が実現
高いレベルのセキュリティも担保

COLLABO de! Worldによるビデオ会議サービスは現在、本社と海外拠点の間のやりとりに利用され、大きな効果を上げているという。
「Cisco TelePresence SX20は10人前後が参加する会議で、Cisco Jabberは1対1の打ち合わせで使われることが多いようです。ユーザーの評判も上々で、アンケートを実施したところ、映像や音声の品質に満足しているという声が数多く届いています。また、相手の顔を見たり、資料を共有したりしながら話ができるので、意思疎通が図りやすくなったという感想も聞かれました。付け加えれば、無料のWeb会議ツールなどと比べてセキュリティレベルが飛躍的に高まったというのも私たち管理者としては大きなメリットです」(新田氏)

新田 昌弘 氏

情報企画本部
情報企画部
ICTインフラグループ 新田 昌弘 氏

今後TOTOでは、他の海外拠点についても、順次COLLABO de! Worldの展開を進めていくとのこと。また、コストと利便性を考慮し、国内のビデオ会議システムの機器入れ替えと合わせて、順次ネットワークも一本化して行く予定だ。 最後に、IIJグローバルについて新田氏は「迅速で柔軟な対応や的確なサポートにはいつも助かっています」と評価し、さらに「少人数で使うPC用会議ツールは、できればGoogle Appsのビデオ会議機能であるハングアウトを使いたいと思っています。今後はCOLLABO de! Worldとの相互接続にご対応いただければありがたいです」と将来への期待を語った。

ビデオ会議サービス システム概要図
  • 本記事は2015年12月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。
  • 会社名及びサービス名などは、各社の登録商標または商標です。

クライアント様情報

TOTO株式会社

本社
福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
設立
1917年(大正6年)5月15日
資本金
355億7,900万円(2015年3月現在)

“あしたを、ちがう「まいにち」に。”というミッションのもと、水まわりを中心に、 住宅設備機器や新本領域事業商品の研究・開発・設計・製造・販売を展開。 「真に持続可能な社会」の実現に貢献している。

www.toto.co.jp