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株式会社小泉様

全国130拠点の営業所ネットワーク網を最適化
運用の負担も大幅軽減し、TCOを6割カット

プロジェクト概要

株式会社小泉様

住宅設備機器の総合商社として地域密着型のビジネスを展開する小泉。同社の営業所間を結ぶネットワーク網は導入してから時間がたっており、度重なる遅延に加え機器の故障もしばしば発生。業務に支障が出たり、運用の負担が大きくなってきたりしていた。そこで同社は、新たなネットワークの検討を開始。最終的にIIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)のマネージドWANサービス「SmartWAN」を採用した。この導入により、ネットワーク構成が最適化され、スループットは大きく向上。ファイルサーバやActive Directoryのクラウド化にも成功し、さらに、システムをIIJグループに一任することで運用の負担を大幅に削減。従来と比較してTCOが6割減となった。

課題

  • 既存ネットワーク環境においてスループットの低下が目立ち、故障も頻発
  • 多拠点展開している営業所のネットワーク網を最適にするために可視化したい
  • ITインフラに関わるすべてを担っているシステム部の運用負担を軽減したい

効果

  • ネットワーク構成が最適化され、スループットは大きく向上
  • 見えない運用コストも含め、従来と比較してTCOが6割減
  • 運用負担が大幅に削減され、余ったリソースで戦略的な提案活動に注力

導入前の課題

スループットの低下、
故障の頻発で業務に支障が運用の負担も大きくなる一方

小泉は杉並区荻窪に本社を構える住宅設備機器の総合商社。「住宅設備機器」「配管部材」「建材」「電設資材」の4つを柱として、国内外の多種多様な商品を取り扱っている。首都圏を中心に国内130ヵ所以上の営業所を擁し、地域密着型のビジネスを展開。最近では、来店型店舗の「プロストック」や中国・韓国を中心とした海外事業など、新たなビジネスモデルにも挑戦している。「いつでも どこでも 何でも揃う」を社是に、きめ細かなサービスとサポートの提供を強みとする同社にとって、営業所間を結ぶネットワークはビジネスを支える重要なインフラだ。しかし、既存ネットワークの整備から年月が経過したこともあり、度重なるスループットの低下に加え、機器の故障が頻繁に発生するようになっていたという。この点についてシステム部 主任の蓮池翔太氏は「当時は月1回のWindowsアップデートのたびにネットワークが遅延し、輻輳がボトルネックとなって50%ものロスが発生。業務に支障をもたらしていたのです」と語る。

田中 久喜 氏

システム部
部長 田中 久喜 氏

また、各拠点のWANルータも10年以上使用していたことから、しばしば故障が発生しシステム部のメンバーがオンサイトサポートに出向く回数も増えていた。システム部 係長の松尾憲恭氏は「私たちシステム部はIT機器の構築・管理・更新のみならず、基幹システムや情報系システムの管理、ヘルプデスクまで、ITインフラに関わるすべてを担っています。それだけに、サポートで何度も現地に出向くことは時間のロスになり、大きな負担となっていました」と当時を振り返る。さらに、保守がクロスベンダーであったことも悩みの種だった。窓口が複数存在していたため、トラブルが発生した際にベンダーへ問い合わせしても、対応をたらい回しにされることが一度や二度ではなかったという。こうした状況を改善するため、同社は新たなネットワークの検討を開始した。

選定の決め手

将来を見越して「IPoE」を提案
充実のサポート体制を高く評価

今回の更新で小泉が求めた要件は、多拠点を結ぶネットワーク構成を最適化し、確実にボトルネックを解消できること。そしてシステム部による運用を可能な限り削減し、かかる負担を最小化することだった。同社は、既存のベンダーなど5社にこの要件を提示。出てきた提案を比較し、最終的にIIJグローバルの「SmartWAN」の採用を決定した。

松尾 憲恭 氏

システム部
係長 松尾 憲恭 氏

同社がSmartWANの採用を決めたのは、IIJグループが5社の中で唯一、次世代インターネット接続環境のIPoE(IP over Ethernet)を提案していたのが一番の理由だという。システム部 部長の田中久喜氏は「将来を見越した提案には大きな魅力を感じました。IPv6ネットワークを構築することで、シンプルかつ安価に高帯域化を実現できる点もポイントでしたね。また、フルマネージドのサービスということで基本的に運用を一任でき、万が一何か起きた際も問い合わせ窓口が一本化されており、切り分けの必要がないという点も評価しました」と語る。
選定にあたって同社は、実機で拠点間の回線テストを実施。スループットの値やファイル転送の速さなどをチェックし、問題がないことを確認した。

「念には念を入れて、すでにSmartWANを導入している会社を訪問し話をうかがったところ、サービス品質や信頼性、サポートを評価する声を聞き、これなら安心だと思いました」(蓮池氏) 同社はSmartWANの採用を決定。翌年、無線LAN 5GHzに対応したサービスアダプタの新機種「SA-W2」のリリースを待って正式に契約した。新たなネットワークの構築にあたっては、IIJグループの助言を参考に、まずシステム部のメンバーが各拠点を回って現場の状況を調査。その上で写真入りの操作手順書を作成し、各拠点の担当者を決めて切り替えの作業を実施するという手順をとった。各拠点のルーティングの定義が分からずブラックボックス化していた部分も明確にし可視化にも成功。この工程においても、IIJグループの支援が役に立ったという。
「既存環境における実際のトラフィックフローも考慮し、新環境構築時の注意点を洗いだすなど、ここまでやってくれるのかと思うほど、非常に細かいところまでケアしてくれました。今回の依頼は営業所間のネットワークの更新でしたが、その下流となる各拠点のLANについても考慮した構成を提案してくれました。IIJグループはSEのみならず営業担当者の技術知識も非常に高いので、スピーディに物事が進むのがありがたかったですね」(田中氏)
こうして、ほぼダウンタイムなしで機器の切り替えを完了し、SmartWANの利用がスタートした。

導入後の効果

ネットワーク構成が最適化
コストと運用負担が大幅削減

小泉によるSmartWAN導入の効果は、さまざまな面で表れている。スループットが大きく向上したのはもとより、見えない運用コストも含め、従来と比較してTCOが6割減。また、オンサイトサポートに出向く必要がなくなった、サービスアダプタの設定が不要(ゼロコンフィグ)になったなど、運用の負担も大幅に削減された。

蓮池 翔太 氏

システム部
主任 蓮池 翔太 氏

「これらによってリソースに余裕が生まれ、手間と時間を戦略的な提案などに振り向けることができるようになったのは大きな意味があると思います」(田中氏) また、新しいサービスアダプタは無線LANのアクセスポイント機能を備えているため、古いオフィスなど有線の引き回しが難しい拠点でもLAN環境の更新が容易になった。さらには、社員やお客様向けに共通IDで利用できるWiFiサービスを提供するなど、各営業所の利便性の向上も実現している。 今後の展開について田中氏は「今回のネットワークの更新によって、基幹系システム(心臓)とネットワーク(血管)というITシステムの両輪の多くがクラウド化しました。ファイルサーバやActive Directoryのクラウド化に続き、メールシステムなど順次クラウド化が計画されており、今後も、クラウド利用の拡大を念頭においてシステムの更新を進めていく計画です」と語ってくれた。

構成図
  • 本記事は2018年9月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。
  • 会社名及びサービス名などは、各社の登録商標または商標です。

クライアント様情報

株式会社小泉

本社
東京都杉並区荻窪4-32-5
設立
1947年4月18日

設立70周年を迎えた住宅設備機器総合商社の老舗。「住宅設備機器」「配管部材」「建材」「電設資材」の4つを中心に、国内外の多種多様な商品を取り扱い、住生活の向上に貢献している。首都圏をはじめ、東北から東海地方まで東日本に130ヶ所を超える営業所ネットワークを構築し、地域密着型のビジネスを展開している。

http://www.koizumig.co.jp/